NWR100について所感(Rev.26.00.08)
2025年9月発売の無線つきの小規模事業者向けルータ。
Rev.26.00.08が2026年7月1日にリリース。
拠点間VPNに対応とのことで、レンタルできたのでもろもろの動作確認・試験をしてみました。
とりあえず結論。
VPN組むならおとなしくRTX840買え。
です。
①拠点間VPNについて
IPsec/IKEv2のみ利用可。
簡単な設定しかできない。細かい設定はできない。
現状RTX側だと、コマンドのみで設定可。
公式に設定例はあり。
IPsecを使用したVPN拠点間接続 : ルーター コマンド設定 + NWR100 Web GUI設定
一応この通りのconfigのまま入れれば接続は可能(※だと思う=ネットボランチで試していない)
ただ、対向にネットボランチアドレスを利用しない場合は、下記となる。
(※固定IPが、222.111.222.111だとする)
- ipsec ike local address 1 192.168.101.1
- ipsec ike local name 1 (本社のネットボランチDNSホスト名) fqdn
+ ipsec ike local address 1 222.111.222.111
+ ipsec ike local name 1 222.111.222.111 ipv4-addr
「ipsec ike local address 1 192.168.101.1」のままでもよくない?と思ってやってみたところ、そのままでもOK……ではなかった。
接続してから、10秒後ぐらいにすぐ切断する。
やはりこちらも固定IPに変更が必須。
また、ヤマハのページには書いていないが、NWR側の自分のIDを「(任意の文字列)」にしたい場合、
ipsec ike remote name 1 ninino-namae key-id
だとつながらない。
基本的には、マニュアル通り、ローカルIPを指定すればよいが、どうしても任意の文字列を使いたい場合は下記とする。
ipsec ike remote name 1 ninino-namae fqdn
上記で、接続を確認済。
なんとも腹立たしい。何が任意の文字列だ。それなら、任意のFQDNってかけ。
KeepAliveはRFC4306で正常に応答が返ってくる。
ここはIKEv2の基本の流れを汲んでいるようだ。
「ipsec ike nat-traversal 1 on」について。
これいらなくない????って思って消した見たところ、接続確立するが、確立後すぐ切れる。
そのあと永遠につながらない為、これは必須のようだ。
固定IP運用の際に、ipsec local addressを自身のルータIPに設定したときと同じような状態になる。
【NWR100側のVPNが切れても切れない件】
何とかしてほしいんだけど、KeepAlive何秒になっているのか……。
数分程度では、tunnelの切断がされない。
RTX側ではとっくに切れてる(keepalive1分で失敗でtunnel切断状態になる)のだけど、NWR100側は一向に接続のまま。
keepaliveが失敗のログが永遠に流れ続ける。
VPN接続の設定を変えた場合、RTXだと対向側(イニシエータ側)も切断され、勝手に再接続するが、
NWR100だと、一向に切れず、再接続もしない。
IKEv2は再接続に強いとはいったいなんだったのか……(※IP変更に強いだけでこういうのではない)
ちなみに、どこまでかとおもったら、100回(10分)で切断されるようです。
このkeepalive関連の設定もこちらでは不可なので、固定なのもつらいところ。
ちなみにちなみに、この10分切断された後、再接続しにいかない。なんでや。
2026/09/02 21:37:11 <14> INFO: [IKEv2] <01006> TN: 2 IP Tunnel Down
2026/09/02 21:37:11 <30> INFO: [IKEv2] <01009> TN: 2/ SA: 1/ INFO dead peer detection
2026/09/02 21:37:05 <30> INFO: [IKEv2] <01015> TN: 2/ SA: 1/ INFO keepalive did not responded [cnt=100]
.....
2026/09/02 21:28:23 <30> INFO: [IKEv2] <01015> TN: 2/ SA: 1/ INFO keepalive did not responded [cnt=13]
2026/09/02 21:28:17 <30> INFO: [IKEv2] <01015> TN: 2/ SA: 1/ INFO keepalive did not responded [cnt=12]
というわけで、接続できないからといって、RTX側をいくら設定変更しても接続できないおかしい!おかしい!!なんで!!
ってなって、NWRを再起動するとすんなりつながります。
最初の時は、pre-shared keyが一致しませんって出続けて、RTXもNWRも設定変更しても接続できないからおかしいおかしいとやっていて、
NWRをふと再起動してみたら即接続。
設定変更の意味とは。
設定変更したら、再接続してほしいものだけど、うまく内部データ切り替わらず、前のデータで送信してしまっているんでしょうかね。
遠隔でVPN設定触る場合は、IKEv2のリモートアクセス使えるようにしておいた方がいいかもですね。
ただし、L2TPのリモートアクセスは使えないので、AndroidやiOSが必要。
ただまあそんな怖い感じなので、拠点間でNWRを使うのはまだちょっと怖い。
おとなしくRTX840使いましょう。
再起動して接続できたよしよし、とおもっていたら即切れ。
もうなんやねんこれ。って状態ですね。
ただ、今後のリビジョンアップで色々修正はされていくと思いますので期待。
②管理画面について
今までの流れを汲んではいるので、場所はわかりやすくていいけど、なんでhttpsにしたのか。
いや、まあ、そりゃSSL化されてた方がいいのは違いないんだけども。
基本インターネット側に管理画面公開することもないし、社内からhttpsだと、いちいち警告出してくるのでログインが面倒です。
設定でhttpを有効化するところもないです。
ちなみに、httpでアクセスすると、https://setup.netvolante.jp/login、に飛ばされます。
遠隔でログインする場合、これでログインできなくなります。
最初から、https://192.168.101.1/などでアクセスする必要があり、https://を打たないといけないのでプチ面倒がまた1つ。
あと、RTXやNVRに比べると、ちょっともっさり感。
CPU削っている分しょうがないのかも。
③Telnet/SSHについて
コマンド設定不可。なんてこった。
コマンドでできることは、ping、tracertoute、nslookupのみ、と思ってよい。
再起動もできない。
また、初期でtelnetは有効化されていないので、設定画面から有効化が必要。
とはいえ有効化したところで……。
設定が簡易なものしかできないので、コマンドが今後増えていく可能性は薄そう…?
使えるコマンドは下記です。
- exit
- administrator
- set-serial-baudrate
- console
- show
- ping
- ping6
- traceroute
- traceroute6
- nslookup
④無線LANについて
これについては今のところ文句しかない。
・1チャンネル指定ができない。(1,6とか6,11とかはできる)
・なんなら複数チャンネル指定もすごいできない。(上記と同じ理由)
W52、W53、W56の、上位側全部と下位側全部みたいな感じ。
・内蔵RADIUS機能はある。(WPA2-EAP)
(これ実装するぐらいならch固定実装してくれた方がよかったと個人的に思う)
・そのくせ、外部RADIUS参照はできない。なんでやねん。
・ウェルネスモニターで、chかぶっているのがわかるのはいいかも。
これなら、NVR+その辺の無線ルータつけた方が色々設定できる。
⑤謎のDNSログ
内部DNSが止まって開始してのログが、ちょいちょい流れてくる。
2026/09/02 22:02:06 <30> INFO: [15125:0] info: [DNS] <00401> DNS server started.
2026/09/02 22:02:05 <30> INFO: [23613:0] info: [DNS] <00402> DNS server stopped.
どういうこと……?
止まっては起動を繰り返している……?
どうして……?
色々触っては見ているけど、拠点間に関しては、コマンド慣れてて色々切り分けできても、
なんかうまくいかないナンダコレが多いので、実装されたぞ!で飛びつくにはまだ早いかも。