【Yamahaルータ】DHCP Option 121(Classless Static Routes)の設定
Yamahaルータで、どうしても静的ルートを配布したかったので設定したメモ。
わかる人は下記2ページでどうぞ。
コマンドリファレンスの「15.1.8 DHCP オプションの設定」
オプションの121を配布すると、RFCによると、オプション3のルータIPの配布(デフォルトゲートウェイの配布)が無視されるらしい。
調べると、体外無視しないらしいが、無視するOSもある為、こっちにもデフォルトルートを設定で入れておきます。
あとは、指定するバイナリ文字列。
下記順番で、オクテット毎・ネットマスク(cidr値)を16進数に変更して指定する。
1.ネットマスク
2.宛先ネットワーク
3.ゲートウェイ(ネクストホップ)
それを鑑みて表にすると下記の通りです。
192.168.1.1がインターネット用ルータ
192.168.1.254がVPN用ルータ
192.168.2.0/24がVPN対抗ネットワークとします。
宛先ネットワーク | ネットマスク | ゲートウェイ | 指定用バイナリ文字列 |
192.168.2.0 | 24 | 192.168.1.254 | 18,c0,a8,02,c0,a8,01,fe |
0.0.0.0 | 0 | 192.168.1.1 | 00,c0,a8,01,01 |
【1行目】
24 => 18
192.168.2.0 => c0,a8,02
192.168.1.254 => c0,a8,01,fe
これを組み合わせて、18,c0,a8,02,c0,a8,01,fe
【2行目】
頭のデフォルトルート(0.0.0.0/0)は00,00でなく、まとめて00でいいみたいです。
0 => 00
0.0.0.0 => 00
ではなく、 0.0.0.0/0 => 00
192.168.1.1 => c0,a8,01,01
これを組み合わせて、00,c0,a8,01,01
よって、Yamahaルータに設定するコンフィグは下記になります。
(scopeは1であるとします)
dhcp scope option 1 121=18,c0,a8,02,c0,a8,01,fe,00,c0,a8,01,01
複数ルートをカンマでつないで設定です。
Windowsパソコン側で、ipconfig /renewでDHCP再取得を行い、
取得時にエラーが出ず、route printで正常にルーティングが追加されていれば成功です。
【参考ページ】
DHCPで静的経路の配布 (Classless Static Routes) -Qiita @kyokuhekiさん
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